よくある質問Q&A【アウトドア店員体験談】
接客の仕事でよく聞かれるご質問があります。
主に初キャンプでどうしたらわからない人向けに発信できればいいなと思っております。
それではいきましょう。
Q1.ガス缶違うメーカーでも大丈夫??
これはよくよくご質問されますね。
確かになんでもいい感じがしますし、安い方がいいですもんね。
A.ガス缶はメーカーを合わせて使う事を推奨しています。
理由はガスの中身がプロパンガス、イソブタンガスなど違うガスの内容が違うのでバーナーによっては詰まりを起こす可能性があります。
例えばSOTOのバーナーにイワタニのCB缶を使用すると本来もっているSOTOのバーナーのスペックは発揮できません。(火力など)
規格はほとんどのメーカーが同じなのでハマってしまいますが、できればやめておきましょう。
Q2.直結型バーナーで鉄板を使っていいの??
特に考えないで使ってしまいますよね。
ただ意外と危険があるんです、、
A.輻射熱でガス缶が爆発する恐れがあるので絶対にやめて下さい。
想像以上に輻射熱は強く、ガス缶を触ってみると熱くなっているのが確認できます。
長時間調理するならガス缶が分離している分離式バーナーで調理しましょう。
直結型はお湯を沸かすなどの短時間使用なら全く問題ありません。
Q.3ナイフで薪を割りたいけどなんでもいいの??
これもなんでもいいと思いがちですよね。
質問に至るだけすごいなと思います。
A.バトニングを行う際はフルタングといって柄が底まで入っているタイプを使用して下さい。
フルタング以外の刃厚が薄いタイプだと、柄の半分くらいしか刃がきていない可能性があるので、バトニング中に刃が折れてケガに繋がる可能性があります。
フルタングか斧を使用しましょう。
追記
ファイヤースターターを使用する際に、物を切る時に使う方の刃で擦ってしまう人が多いですが、刃が痛むのでナイフの背が立っているタイプを選んであげましょう。
このタイプはナイフの背でファイヤースターターを擦れるので、本体を痛める事がありません。
Q.4テント・タープの値段が違う理由は??
結構テントの値段が違うことに疑問を持つ方が多いですね。
そりゃそうですよね。
安くてキャンプできるならそっちがいいに決まっています。
なんでわざわざ高い方を買う必要があるのか。
A.ポイントは3つあります。
1.生地の遮光性
2.縫製の丁寧さ
3.ポールの素材の違い
以下深堀りしていきます。
1.生地の遮光性についてですが、タープで遮光性があるメリットしては日中タープの下に居ると快適に過ごせる点です。
もちろん炎天下で何もないよりは全然いいですが、遮光性がないタイプだと結構差があります。
キャンプはその場所にとどまっている事が多いので、林間サイトならまだいいものの、場所によっては直射日光の中くつろがなければならなくなるので、夏は特に辛いです。
テントで遮光性があるメリットとしては朝に日差しが入りにくいので寝坊できること。
日中に熱がこもるのを防ぐ効果があります。
追記
テントのボトム付近に、ひらひらしてるものが付いているタイプがありますが、あれはスノースカートといって冷気を防いでくれる効果があります。
その分値段は上がる傾向にあります。
2.縫製はメーカーによってかなり差が出る部分です。
ほつれが全くない高品質なテントは寿命も長くなりますし、浸水の心配もありません。
張り綱を張ってやぶける事もありません。
縫製が適当だと浸水も怖いですし、安心感がないですよね。
100%晴れの日で無風なら激安テントでも問題ないと思いますが、アウトドアで100%はあまりないので、テントは安心感があるメーカーを買うのがいいと個人的には思います。
3.スチールタイプポールなんかは安価ですが、めちゃくちゃ重かったりします。
ジュラルミンという軽くてしなりに強いアルミポールが最近では主流になってきています。
しなりに強いという事は風の影響を受けにくいという事ですし、設営の時に曲げる心配も減ります。
ポールの素材も気にしてみましょう。
テントおすすめアウトドアメーカー
スノーピーク
テントの縫製、保証は本当に安心できます。
特にエントリーモデルのアメニティードームは安くて安心でずーっとつきあっていけるテントになると思います。
Q.5寝袋の種類って??
これもよくご質問されます。
確かにどれも同じに見えるのに値段の差が異常に違う理由がわかりません、、
A.寝袋の種類は大きく分けて2つあります。
1.ダウン(羽毛)
2.化学繊維
です。
1.ダウンは家の中で布団として使うし、冬はダウンをよく着ます。
日常生活でも、お馴染みなのではないでしょうか。
特徴は保温性が高く軽量でコンパクトな商品が多いです。
ユニクロのダウンなんかもめちゃくちゃコンパクトのヤツありますよね。
ただ手入れが専用の洗剤を使わないといけなかったり、陰干しだったりとちょっと面倒です。
ダウンシュラフ(寝袋)おすすめアウトドアメーカー
ナンガ
寝袋作りに特化しているメーカーで縫製が非常に丁寧です。
価格は少し高いですが、永久保証付きだったりと長い目でみると本当にいいメーカーです。
2.化学繊維は価格がとにかく安いのが特徴です。
ただ、かさばるのがデメリットです。
夏用の化学繊維の寝袋ならコンパクトな商品もありますが、3シーズン用のダウンと化繊を比べると収納の差は歴然となります。
手入れがしやすく丸洗いできる商品が多いので、夏場は汗をかきやすく汚れやすいので化繊の使用をおすすめしています。
Q.6テントマット(個人用)って必要??
全体のマットを敷いてその上に寝袋で寝ればいいんじゃなの??
と疑問に思うかと思います。
A.個人用マットはクッション性が上がる他に、地面からの冷気を防いでくれる役割もあります。
詳しくは過去記事をご参照下さい。
まとめ
以上よくある質問をまとめてみました。
初キャンプで何もわからない、、
という時の参考になれば幸いです。
では、また!