【単品orセット?】スノーピーク/レクタLはセットを買うべき理由
レクタタープを書いたけど、セットで買うか単品で買うか迷っている。
結論からいうと、何も持っていない状態であれば圧倒的にセットを買った方がお得です。
使用しているのは、スノーピークのレクタLセットなんですけど、なぜセットがいいのか??という理由を深堀りしていきたいと思います。
スノーピーク/レクタLプロセット
スペック
気温35〜45度という暑い中で、"シールド"の温度を測定してみました。
ノーマルとシールドそれぞれのタープの下にセットしたテーブルと、直射日光下に置いたテーブルという計3か所で測定してみました。
その結果、シールド加工を施したタープはノーマルより2〜4度低い温度差がでました。(※測定の数値は検証環境によって変わります)
※HP引用
耐水圧
・ミニマム値:3,000mm
タープ本体
①ウイングポール(280cm×2)、アルミポール(170cm×4)
②ソリッドステーク40(×4)、ソリッドステーク30(×4)、ジュラルミンペグ(×4)
③自在付ロープ(ニ又用10m×2、3m×8)
④ぺグハンマーPro.C
⑤ポールケース、ロープケース、ぺグ&ハンマーケース、キャリーバッグ
● キャリーバッグサイズ:80×17×22(h)cm
上記がセット内容になっています。
順番に解説していきます!!
①ウイングポール(280cm×2)、アルミポール(170cm×4)
ウィングポールとは、かなり丈夫なアルミポールのことです。
その名の通り風に強いです。
で、アルミポールは普通のアルミポールです。笑
280cmのウィングポール2本がこのタープの柱になります。(メインポール)
つまりこのタープの高さは280cmという事です。
上記の画像を参照して頂くとわかりやすくて、真ん中にある2本のポールだけ長いと思います。
他4本は低いので高低差ができて横が△みたいな形になります。
他4本は170cmです。(サブポール)
つまりメインから100cm程低いんですけど、100cm低いことによって△の形ができるので、雨が流れやすくなります。
さらにサブポールを立てることによって、居住空間が拡大します。
②ソリッドステーク40(×4)、ソリッドステーク30(×4)、ジュラルミンペグ(×4)
ソリッドステークというのは強靭なペグのことです。
これがあって刺さらないキャンプサイトは見たことがありません。
ソリッドステーク40cmはメインポールであるウィングポール280cm用のペグです。
レクタタープは超巨大タープなので、30cmだと風に煽られた時に抜けてしまう可能性があります。
なので、40cmです。
ソリッドステーク30cmはサブポール用のペグです。
サブポールは170cmなので、40cmはいらないと判断して30cmです。
ジュラルミンペグはよくテントとかにデフォルトで付属しているペグなんですが、これはタープにはほぼ使えませんし、刺さりにくいです。
なんで、4本だけジュラルミンペグなんだろう。笑
強靭ペグについて詳しく解説しています。
③自在付ロープ(ニ又用10m×2、3m×8)
ポールにつけるロープです。
ポールにこれを通して地面にペグを打って固定します。
二又用10cm×2というのは、メインポールに使うロープです。
メインポールは柱なので、ロープ一本だけだと不安定です。
ロープを2方向に張ることによって安定します。
こんな感じです。
登山の三点支持と一緒で足を広げて両手をついて△みたいな形にすると(三角の底辺が両足です。)
安定して登りやすいです。
キャンプとか登山でこの△で安定するというのがよく出てきます。
安定するんでしょうね。
話を戻して、サブポール用張る3m×8ですね。
これも一応張り方があって、対角線を意識するというものです。
そのまんまなんですけど、この画像の右の図を見て下さい。
四角いやつに黒い枝みたいなのが出ているんですけど(先端が●)これが張り綱です。
この画像の通りに張れば、まさに対角線に張り綱を張るということです。
これによって拮抗し合うので風に強くなり、ピン!っとキレイに張れるというわけです。
※拮抗(きっこう)
④ぺグハンマーPro.C
これは先端に銅が付いているハンマーです。
スノーピークのハンマーは2種類あります。
先端に銅が付いているタイプと付いていないタイプです。
これは何が違うかというと、銅が付いている事によってペグを打つ時に手首の負荷を軽減する効果があります。
同じ素材だと力が反発してきますが、銅だと衝撃を緩和してくれるので手首に優しいです。
銅付きをおすすめしますが、理由は打つペグが多いからです。笑
大量のペグを打っているのと、やはり手首に負荷がかかり嫌になります。
普通のハンマーでいいでしょ!という方も居るかと思いますが、ホームセンターに売っている安いハンマーごときでは、ソリッドステークに負けてしまいます。笑
(もちろん探せば対応できるハンマーも売ってます)
でも、専用のペグハンマーがいいんじゃないかなーと思う理由はあと1点。
ペグを抜く時にも役に立ちます。
刺さりが良い=抜くのに苦労するということです。
その点ペグハンマーの後ろにはペグを引っかけて抜くところがあるので、楽です。
注意点
銅には寿命があります。
ずーーっと使用していると銅の部分が削れてしまい、打ちにくくなっていきます。
そこで替えの商品も売っています。
まぁ、すぐにヘコむとかではなくてヘコんできたら勲章だと思ってください。
2~3年頻繁にキャンプしていないと替える必要はないはずです。
⑤ポールケース、ロープケース、ぺグ&ハンマーケース、キャリーバッグ
ケースはケースなので説明不要ですね($・・)/~~~
以上がセット内容になります。
思ったよりも長くなってしまいました。
リンク
最後に使用例とヘキサとレクタの違いを述べて終わろうと思います。(まだあるんかい
レクタL使用
これは長野の【廻り目キャンプ場】という場所にボルダリング×キャンプをしに行った時の画像です。
それぞれソロ用テントで寝たんですけど、このスタイルはいいなーと思いました。
真ん中にテーブルとイスを置いて飲みながら、寝たくなったら寝るスタイルです。
想像以上に快適で「タープってこんないいんだ、、」と思った瞬間でした。
レクタとヘキサの違い
大まかに説明すると、、
レクタ=居住空間重視
ヘキサ=見た目、風に強い
それぞれ特徴はありますが、ヘキサはかっこいいです。
この形にあこがれちゃいますよね。
張り綱を地面に直接張っている分、下からの風に煽られにくいです。
デメリットはデッドスペースがあります。
画像の右側を見てほしいんですけど、先端の生地が特殊な形をしているので、居住面積が小さいのがわかると思います。
これは【デッドスペース】と呼ばれていて、居住できない空間です。
デッドスペースに居る人は、タープの恩恵を受ける事ができません。
日差しで黒焦げになります。
ヘキサの対応人数はこのデッドスペースを考慮していない表記をしているので-2名と考えましょう。
Mなら2名です。
Lなら4名です。
リンク
まとめ
いかがでしたでしょうか。
実は最近まで「ソロキャンプだからタープいらないわ、、」
ずーーっとそう思っていました。
しかし、それは固定観念でした、、
結論
タープは必要!!
と強く断言できます。
暑い時期本当に辛い
元々ソロキャンプで「夏なんて行くかよ!!」と威張っていたのですが、やっぱり夏ってキャンプしたくなるんですよ。($・・)/~~~
そんな中、タープなしで行ったら地獄でした。
特に人を連れて行った時に後悔しました。
ソロキャンプをやっていると少ないながらも、なんとなく頼りにされます。
「キャンプ連れてって!」とか友達は少ないけど、たまに言われるんですね。
得意になって「よーし!OK!」
とかいって夜に焚き火に連れ出して、「朝はゆっくりして帰ろー」とか思っていたんです。
夜にキャンプやって朝に帰るんだからタープいらないよなーと思ってテントだけ持っていきました。
でも、早朝6時過ぎたあたりから地獄でした。
まず、暑くてテント内に居れない。
眠いのに日差しに叩き起こされての目覚めは最悪です。
避難しようとしてもひらけたサイトだったので、逃げ場なし、、
せっかくの朝の時間をあきらめて早めに帰宅しました。
一緒に行った人に対して「日焼けさせちゃうよ、、」とか
「タープあったらもっと楽しさ伝わっただろうな、、」とか
色々思いました。
なんかこっちも連れ出してこんな結果じゃ恥ずかしいですよね、、
それから人を思いやるという意味でもタープは必須だ!と思ったんです。
余談でした、、
この記事がタープ選びの参考になれば嬉しいです。
では、また!!