【4年使用した結果】スノーピーク/バクー350は買うべきか??【徹底レビュー】
※更新日 2020/12/13
みなさま、どうも、、!!
へっぽこきゃんぱーです。
スノーピークの隠れた名作バクーシリーズ。
スノーピークといえばキャンプ△。
スノーピークの寝袋はオフトンシリーズが有名ですが、バクーシリーズという山岳用のシュラフも発売しています。
値段の高さと山岳のイメージのなさからユーザーは少ないと予想できます。
実際、検索してみると情報はかなり少ないんですよね。
情報が少ないのに高価な買い物なので、悩みますよね。
では、買ってみてどうだったか??
結論はかっこいいから買ってよかったなと思っています。
ただ、バクーを買うお金があれば他の王道メーカー(ナンガ・イスカ・モンベル)も視野に入れることができます。
このラインナップをみて、バクーを買う必要があるか??と言われれば人によるなーという感じです。
では、検討すべき人は??
4年間愛用した経験元にバクーについて→レビュー→他社比較と徹底的に深堀りしていきます。
シュラフ何買おうかな??と迷っている方の参考になれば嬉しいです。
バクーシリーズについて
バクーは3種類あり、夏用・3シーズン用・冬用が用意されています。
※バクー200は廃盤です。
バクー200=夏用 下限温度6℃←※廃盤
バクー350=3シーズン(冬以外) 下限温度1℃
バクー550=冬用 下限温度-7℃
温度表記については詳しく別記事で解説しています。
バクーという名前の意味は??
※出典:スノーピークHP
なるほど、悪夢を見ないという意味からバクーなんですね。
今回レビューするのは3シーズン用の【バクー350】です。
まず、見た目がかっこいい!!
完全に見た目とユーザーの少なさで買いました。
この見た目と希少性で注目を浴びると思ったからです。←誰も見てない
普通の人と違う選択をしたかったんです、、
キャンプギアは機能も大切ですが、お気に入りのギアを持つ所有欲も非常に大切だと思うのです。
そんな所有欲を満たしてくれるバクーには感謝しております。
正直スペックだけで考えれば他の選択肢はいくらでもあります。笑
では、バクー350のスペックや機能を見ていきましょう。
バクー350の気に入っているところ
ロゴがかっこいい
まず、ロゴですよね。笑
ピンポイントについているロゴが所有欲を満たしてくれます。
マミー型
キャンプ=封筒型
山岳=マミー型
封筒型とは布団みたいな形をしたシュラフで、特徴は圧迫感を感じず布団みたいに寝れることです。
封筒型は保温性より寝やすさを重視しているので、夏用に多いです。
封筒型はマミー型に比べて、幅が広いので収納が大きくなる傾向にあります。
マミー型は横のドローコードをしっかりしぼることによって外気からの冷気を防ぐので、保温力・を重視している商品が多いです。
パワーダウンを防ぐ保温ポケット
外気温が低い時には、スマホやランタンの電力消費が激しくなるので、一緒に温めてあげるポケット付き!!
最大の特徴は防水性&通気性
下の黒い生地が防水で、上の灰色の部分は通気性が良いという超独特な構造になっています。
確かに、テント内での結露は下の方でよく発生します。
ただ、上からの結露はカバーできないんじゃない??
と思いましたが、上から水滴が落ちてきた事はいままでないんですよね。
上からの防水性はそこまで重視する必要はないのかなと思います。
上の通気性を良くすることにより、寝苦しさを解消したということですね。
確かに全体が防水だと寝苦しそうな気はします。
ナイロンリップストップ縫製
縫製はリップストップという縫製方法です。
ダウンジャケットや登山用品にもよく使われています。
キャンプギアでのリップストップ縫製の使用は主に軽量を売りにしている商品に使われています。
軽量という事は軽量にした分、生地も弱くなるのが普通ですが、この縫製方法により20D(デニール)という薄い生地でも丈夫に仕上げることができます。
つまり、軽量かつ丈夫というわけです!!
ダックダウン350g(ダウン90%・フェザー10%/800FP)
ダウンも800フィルパワーの90/10という高級ダウンの条件を満たしています。
やっぱり800フィルパワーは必要ですね。
フィルパワーなどについては詳しく知りたい方はこちらの記事で解説しています。
修理について
スノーピークのアフターサービスは文句のつけようがないくらいの神対応です。
本当にスノーピーク製品の長所だと思います。
縫製の破れで修理に出しましたが、しっかり直って帰ってきました。
しかも無料。
値段については壊れ具合によると思うので何とも言えませんが、大体無料でかえってくるイメージです。
これはナンガと同じ永久保証と解釈していいレベルだと思います。
収納について
●収納サイズ/φ160×250mm
●重さ:830g(本体のみ)
収納サイズは徒歩キャンプをする時に超重視するのですが、申し分ないサイズ感です。
お気に入りは収納袋が防水という点です。
防水ということで、収納ケースに入れておけばかなりの安心感があります。
● 材質:表生地・収納ケース/20Dナイロンリップストップ防水透湿PU、20Dナイロンリップストップ、裏生地/20Dナイロンタフタ、中綿/ダックダウン350g(ダウン90%・フェザー10%/800FP)
● 収納サイズ/φ160×250mm ● 重さ:830g(本体のみ)
● 下限温度:1℃
では、このスペックをみて他社と気になる点を探していきます。笑
競合3社と比較
約800フィルパワーの他社品と比較してみました。
ナンガオーロラライト350DX
【使用温度】
快適使用温度:5℃
下限使用温度:0℃
羽毛量:350gスパニッシュダックダウン90/10% (760FP)
収納サイズ:φ13×25cm
重量:750g
王者ナンガと比較してみました。
ダウン量・ダウンの種類・重量・値段もバクー350とかなり似ています。
ほぼ同スペックと考えて良いでしょう。
フィルパワーは760gということでバクーに軍配。
オーラライトの長所は防水ですが、バクーも防水です。
保証も似たような感じなので、これをどうとるのか。笑
イスカエア280X
下限使用温度:2℃
羽毛量:280gホワイトグースダウン90/10%(800FP)
収納サイズ:φ14×24cm
重量:570g
やはりホワイトグースダウンは軽い(570g)ですね。
でも、そもそも羽毛量が280gなので、バクーと比べると寒いと思います。
下限温度2℃と表記があるが、どうでしょうか。
イスカは高品質&低価格なので、この値段でホワイトグースダウンはさすがイスカです。
初期費用は安いですが、修理・保証については謎な部分が多いです。
モンベルダウンハガー800♯3
快適使用温度:4℃
下限使用温度:-1℃
EXダウン(800FP)
収納サイズ:∅14×28cm
重量:575g
最後は大人気のダウンハガーシリーズと比較していきます。
まず、疑問がEXダウンって何だ??ということでした。
羽毛量の表記もダックかグースかもよくわかりませんでした。笑
温度帯のスペックはバクー350とほぼ同レベル。
そして、同スペックで575gだとバクーより相当軽量ということになります。
恐るべしダウンハガー。
ざっくりですが、比較してみました。
このラインナップが買えるとなると、バクーを選択するのは勇気がいる決断だという事がわかります。笑
では、なぜバクー350を買ったのか??
ずばりかっこいいから
最初に書いた通りこの1点でしかありません。
でも、選ぶ理由なんてそんなもんです。笑
最低限の知識を得たらお気に入りを買えばいいんです。
キャンプ歴4年になりますが、バクー350で不自由した事はあまりないです。
自分のミスなんですけど、唯一不自由したことは冬キャンプではやっぱり寒いっていうことですね。
当時は無知だったので、下限温度を快適温度だと思って1℃の気温で寝るとまぁまぁ寒かったことです。
でも、結局この温度帯が収納的にも1番使いやすいんですよねー。
真冬は行かないので、、
下限温度は男性が丸まって8時間ですから、男性でも快適温度を基準にした方が良いです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
バクー350のレビューでした。
個人的には買ってよかった!!と思っています。
愛着もあるし、修理はしっかりしてるし、不満は全くないです。
ソロキャンプ初心者にもおすすめできるシュラフです。
※ご紹介したシュラフは冬用ではないので、お気を付けください。
かなりマニアックなシュラフで高価な買い物なので、選ぶ際の参考になれば幸いです。
では、また!!