激安ダウンシュラフ(寝袋)の罠【見極め方】温度表記の算出方法

激安ダウンシュラフ(寝袋)の罠【見極め方】温度表記の算出方法

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みなさま、どうも、、!!

 

へっぽこきゃんぱーです。

 

寝袋って1度知ると奥が深いです。

 

値段もピンキリで、どれを選んでいいかわからない、、

 

そして、行く時期によっては、適当な選び方をしてしまうと命の危険も。

キャンプで超重要な役割を担っている寝袋。

 

特にキャンプを始めたばかりだと、価格設定がよくわからないと思います。

価格差が大きく、数千円~数十万円まであります。

 

なんで、こんなに高いのか。

逆になぜ、こんなに安いのか。

何を信頼していいのかわからない、、

 

そんな悩みを解決します。

 

では、いきましょう。

 

この記事の信頼性 ・アウトドア業界3年
・キャンプ歴4年

業務経験と趣味で得た知識を生かして発信していきます。

 

 

激安寝袋は罠なのか??

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Amazonでよくある激安寝袋ですが、果たしてこれは罠なのでしょうか。

結論

一概には言えません。

 

中華製だからダメとかはないんですけど、ダウンシュラフが3000円で買えてマイナス15℃対応とかだとあきらかに怪しいですよね。笑

しかし、これもキャンプ始めたばかりの頃だと相場がわからないものです。

 

逆に数万円もするのに買う価値はあるのか??

それを見極める基準を知っておきましょう。

 

EUROPEAN NORM(ヨーロピアンノーム)について

 

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寝袋の温度を知る基準の1つとして覚えておきたいのが、ヨーロピアンノームというEU諸国で統一されている規格です。

 

信頼性は??

 

EN(ヨーロピアンノーム)導入以前はメーカーが独自の方法で算出していたのを同一基準で示し、検査は認定された第三者機関が公平に行うものとしています。

※出典:NANGAホームページより

 

確かに、独自の算出方法であればなんとでも言えますからね、、

規格が統一していることで、一定の基準がわかるのは信用できますね。

 

ヨーロピアンノームは王道シュラフメーカーのNANGAモンベルが採用しています。

 

COMFORT(コンフォート)快適使用温度

 

一般的な成人女性が寒さを感じることなく快適に眠れる温度域。

女性は男性よりも寒さを感じやすいので、5℃高く表記。

 

LIMIT(リミット)下限温度

一般的な成人男性が寝袋の中で丸くなり、8時間眠れる温度域。

 

EXTREME(エクストリーム)

一般的な女性が寝袋の中でひざを抱えるくらい丸くなった状態で6時間耐えられる温度域。

※女性はコンフォート・男性はリミットを参考とのこと。

 

もはやエクストリームは選ぶ基準にならないですよね。笑

寝れずに耐えるだけって、、

 

個人的には男性でも快適温度を基準選ぶことをおすすめします。

体格差もありますし、安全・安心のために快適温度推しをします。

丸くなって8時間より快適に寝たい!!

 

検査方法

 

さて、気になる検査方法ですが、これも知っておかないといけません。

ダウン着込んでヒーターガンガンで実験されていたら困りますからね。←んなわけない。

 

検査方法

温度センサーが装備されたマネキンに長袖と足首までアンダーウェアを着せ、スリーピングバックに寝かせます。

下にはキャンプ用のマットレスを敷いた状態。

 

マネキンの内側5箇所の温度が測定され、放熱の度合いを計測します。
計測された温度と実験室の気温を計算式にあてはめて値を算出します。


スリーピングバックの保温性能は単純な中綿の量だけでなく、布地の種類や厚み・ジッパー等にも影響を受けるため、テストではこれらを総合的に判断します。

※出典:NANGAホームページより

 

 

なんかいろいろ複雑そうですが、要はロンTと長ズボンを履いた状態で測定したということですね。

いつも家で寝ているような恰好だと思ってもらえればOKです。

 

夏用の寝袋が安いからといって、冬キャンプなら寝袋の中でダウン着て寝ればいいんじゃないですか??という質問をよく頂きますが、家で寝る時ダウン着て寝ないので、キャンプとはいえその寝方は不自然といえます。

それをしてしまうと寝袋とは??という哲学的な問いになってしまいます。

 

寝袋は身体から発せられる熱を逃がさないようにすることで保温するので、ダウンを着てしまうと、寝袋自体が温まらないのであまり意味がないです。

冬にヒヤっとした布団でも入っているうちに暖かくなってくるあの恩恵が受けられないのです。

あと、単純にゴワゴワで睡眠の質が爆下がりすることになるかも、、

 

検査の信頼性は??

 

以上のことをふまえてヨーロピアンノームの懸念点はないのか??

 

①EU基準(ヨーロッパ人)のため日本人に当てはまらない??

 

EUは寒い地域が多いし、体格差も違うのでどうなのかという疑問はあります。

さきほどの快適温度で選ぶといい理由もここにあります。

 

②マットによる影響は??

 

気になったのはキャンプマットによる影響。

キャンプ用のマットレスとざっくり表記されているので不明、、

R値とかマットによって差がありますからね、、

 

time-waits-for-no-one.com

 

とはいえ規格統一はありがたい

 

細かいことを言い出したらマネキンじゃわからないとか無限に出てきそうですけど、同じ基準というのは判断する時には非常にありがたいのでいいですよね。

 

逆にヨーロピアンノームでなければいけないのか??

というわけでもなく、独自の算出でもメーカー自体が信頼されている場合だと気にならないですよねー。

ただ、激安ダウンシュラフを見たら、ヨーロピアンノーム基準なのか??ということを考えると変な買い物をしないで済むかもしれません。

 

有名メーカーじゃないからこそヨーロピアンノーム表記にしてほしいものですね。

まぁ、それができないから激安なのかもですが、、笑

 

規格の表示変更

 

最後に規格の表示方法の変更についてです。

EN13537(欧米規格)→ISO23537(ISO国際規格)

 

ISOとは??

国際標準化機構。

各国の国家標準化団体で構成される非政府組織である。 

 

 

表示変更しきれていないメーカーも多いです。

とはいえ、検査基準は変わらないそうなので、あまり気にする必要はなさそうです。

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

小難しい感じになってしまいましたが、なんか怪しくないか??と思った時にヨーロピアンノームの知識があるとにかかりにくくなると思います。

 

寝袋が高い理由としては、温度表記以外にも縫製だったり、保証だったり、ダウンの質だったり、ダウンの洗浄方法だったりいろいろあるんですよね、、

なので、ダウンであまりにも安いのは不自然な気がします。笑

 

特に冬場の寝袋選びは慎重に、、

 

では、また!!