【2kg以下】ニーモのテントを軽い順に並べてみた!最軽量は?

【2kg以下】ニーモのテントを軽い順に並べてみた!最軽量は?

 

アメリカの会社ながら日本でも高い人気を誇るニーモ。アメリカ発祥と聞くと、日本の気候に対応できるのか?という疑問もありますが、耐水性、耐久性、共に高スペックなテントが多いです。

 

ただ、種類が多くて見た目も似ているので、何を選んでいいかよくわからない人もいると思います。

そこで、今回は自分の勉強も兼ねて、ニーモのテントを軽い順に並べてみました。

バックパックでキャンプをするなら軽さは最重要ポイントだと思いますので、軽いテントをお探しの方の参考になれば幸いです。

では、いきましょう。

 

※インナーテント、フライ、ポールの総重量です。ペグは含みません。

 

 

【軽い順】ニーモの1Pテント

 

ニーモの1人用テントを軽い順に並べてみました。

居住性より軽さの追及を目指すストイックな人は1Pを!

 

1位:【657g】ホーネットエリートオズモ

 

NEMO:公式サイト

 

軽さ第1位は2022年に発売したニューモデル。ホーネットエリートオズモです。

とにかく軽いのが特徴で重量は衝撃の657g!

 

ここまで軽いと耐水性や耐久性が心配になりますが、生地にはニーモが独自開発したOSMO™ファブリックという生地が使われています。

 

雨天時に濡れてもナイロンの3倍伸びにくく、生地が緩んでインナーテントに張り付くのを防ぐ効果が期待できます。

さらに、リップストップ生地(格子状に織り込んで作られているので裂けにくい)なので、耐久性も抜群。

 

超ハイスペックゆえに、かなり高価ですが「軽さ・耐水・耐久」の3拍子すべてを独り占めしたようなテントで、ニーモの本気度が伝わってきます。

登山はもちろん、徒歩でソロキャンプをするなら究極系かな?という印象を持ちました。

 

2位:【760g】ホーネットストーム

 

 

エリートオズモの登場前はダントツの軽さを誇っていたホーネットストーム。760gで第2位です。

 

ホーネットエリートオズモと比較すると安いので、耐水性と耐久性は大丈夫なのか?と心配になってしまいますが、普通に使う分には全く問題なさそうです。

ただ、フライシートの生地は10デニールとかなり薄いですし、リップストップ生地でもないので、取り扱いは「少し丁寧に」を心がけましょう。

例えば、張り綱を無理に引っ張らない、強風は避けるなどです。

 

ボトム(底)も15デニールと薄いので、設営時はグランドシートを敷いての保護は忘れないようにしたいことろ。

 

 

ただ、ダブルウォールのテントでこの軽さを考えると値段はかなり安い方です

本格的な登山だとちょっと心もとないスペックですが、ウルトラライトのソロキャンプなら有力候補に入ってくるテント。ホーネットストームが第2位でした。

 

3位:【1.02kg】ドラゴンフライバイクパック

 

 

 

バイクパッカーに向けた軽量テント、ドラゴンフライバイクパックが第3位です。

最大の特徴はバイクのハンドルに固定して持ち運べるところ。

 

Rakuten

 

前室も広めに確保されていて、荷物を置ける袋も付属されています。

この袋を前室にセットすれば、「ランディングゾーン」と呼ばれるスペースが完成。

 

Rakuten

 

このスペースには、ヘルメットや手袋を置いたりして使います。ソロキャンプならバーナーや靴を置くのにも便利そう。重量も1.02kgと軽いので、バイクパックだけでなく、徒歩キャンプでも大活躍してくれそうです。

 

4位:【1.06kg】タニ

 

NEMO:公式サイト

 

ニーモのテントといえばタニ!超軽量のイメージがあったのですが、しっかり調べてみると第4位でした。(それでも超軽いですが、、

前室をクローズしていても風通しがよく、通気性が高いのが魅力。

 

コンパクト性も抜群で、超軽量ながら登山にも適応できる耐久性も兼ね備えているのが特徴。

値段や耐久性を考えると、ニーモのテントの中で1番バランスが良いと思っています。

 

ニーモのタニにまつわる疑問

O-DAN

 

※ランキングとは関係ないので興味のない方は目次から5位に飛んでください。

 

ふとした瞬間に、ホーネットシリーズの方が軽いのにタニの方が値段が高いのはなんで?という疑問を持ちました。

山岳用の軽いテントは、裂けにくい生地を使ったり、軽くて丈夫なポールを使ったりするので、高スペックになる分、生産コストが高くなる傾向にあります。なのに軽くて安いのはなぜだろう?と思ったのです。

 

ホーネットストームよりタニの方が値段が高い理由は?

 

フライの生地を比較すると、タニのフライは15デニール、ホーネットストームのフライは10デニールタニの方がデニールが高い分、少し重くなっています。

 

ホーネットストームはギリギリを追及しすぎた分、登山だとちょっと心もとないんじゃない?という印象。その耐久性を補ったのがタニというわけです。

あとは、居住面積が少し広いことも多少影響しているかもしれません。

 

ホーネットエリートオズモよりタニの値段が高い理由は?

 

タニがホーネットストームより高い理由は、なんとなく理解できたけど、ホーネットエリートオズモについては、どう考えればいいのか?

 

ホーネットエリートオズモは、リップストップ生地も使用しているし、ニーモ独自のOSMO™ファブリックを採用しているので、耐水性も耐久性も高い。

スペックとしては、タニより高スペックな気がします。それでも、タニより安いのは、なぜなのか??

 

メーカーさんに問い合わせてみました!

O-DAN
お礼

実際にイワタニ・プリムスさんに聞いてみました!

こちらの疑問に快くお答え頂き、本当にありがとうございます。

 

タニとホーネットシリーズを比較したときに、フレーム違いや、通気窓口の広さなど、さまざまな要因により値段は異なると考えられますが、タニの方が高い1番の理由としては、日本のユーザーやメーカーからの要望に応えてニーモに生産してもらっているから、とのこと。

 

タニはニーモが独自に開発したというより、日本のユーザーやメーカーの声に応えて作ってもらったテントらしいのです。

RakutenホーネットストームのY字フレーム

 

ホーネットシリーズはY字フレームですが、タニはXフレームです。

RakutenタニのXフレーム

 

Xフレームは中央で交差している、かつ4点支持なので、Y字フレームより風に強く自立させたときも安定しています。

 

確かに、登山で使うならY字フレームよりXフレームの強度の面で安心感はありますし、3点支持のY字フレームよりも自立させた時に安定している気もします。(Y字は軽量化のメリットは大きいですが、、

 

もちろんフレームだけでなく、通気性などの細かい要素もありますが、タニは日本の登山でもしっかり対応できる特別なモデル人気なのと少し値段が高い理由がわかりました。

 

5位:【1.28kg】アトム

 

 

2kg以下の1人用テントを並べると、最も重いテントはアトムとなりました。

それでも1kg前半と、山岳用テントの中でも軽い部類に入ります。

 

フライ生地は20デニール、ボトムは75デニールと、生地は厚めで安心感があります。

値段的にも初心者の人が手を出しやすく、実際にアトムのコンセプトは、ニーモのクオリティとイノベーションを提供すること。

手軽に、ニーモのクオリティを体感するのにおすすめなテントです。

 

【軽い順】ニーモの2Pテント

 

ニーモの2人用テントを軽い順に並べてみました。

仮にソロで使う場合も、荷物を入れたりすることを考えれば2人用がおすすめ。

1人用と比べると、少し重くはなりますが、快適な居住性は大切なポイントです。

 

1位:【779g】ホーネットエリートオズモ

 

 

2位:【940g】ホーネットストーム

 

 

3位:【1.18kg】タニ

 

 

2人用だとドラゴンフライバイクパックとタニの順位が逆転します。

 

4位:【1.27kg】ドラゴンフライバイクパック

 

 

5位:【1.43kg】ダガーオズモ

 

 

ホーネットエリートオズモと同じく生地にOSMO™ファブリックを採用。

出入り口と前室が2箇所あり、解放感があるのが特徴です。ドラゴンフライバイクパックにあった、ランディングスペースもあるので、荷物を置く場所には困りません。

 

Rakuten

 

前室が2つあるので、2人で使っても快適性が保たれます。

 

3人用を買って、ポールと生地を2人で分担して運べば、かなり軽量化できそうなのもポイント。

工夫次第でいろいろな使い方ができる汎用性が高いテントです。

 

 

 

※ダガーオズモは2人用と3人用のみ。

 

6位:【1.58kg】アトム

 

 

7位:【1.71kg】クナイ

 

 

クナイはとにかく広い前室が魅力。靴を置いてもかなり余裕があります。

山岳テントに珍しくフレームが3本使われているのが特徴。フレームは多いほど、1本にかかる負荷を分散できるので、山岳テントの中でも耐久性は抜群。

本格的なアウトドアでも活躍してくれます。

 

ソロキャンプに最適!ニーモのテントを紹介!

 

一見似たようなニーモのテントですが、深堀りすると特徴はさまざま。2023年の新作からも目が離せません。

自分のスタイルに合ったテントを見つけて快適なアウトドアライフを楽しみましょう!では、また。