ボルダリング辞めようかな?因縁の課題【小川山コンケーブ】

ボルダリング辞めようかな?因縁の課題【小川山コンケーブ】

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ビクター岩の課題である、コンケーブ3級は、僕のボルダリング人生を狂わせた課題でもあります、、

というのも、ジムで3級登るのにかかった期間が割と早い方??だったので(3ヵ月くらい)調子に乗っていました。

調子に乗っていた理由は以下の通りです。

 

 

外岩順調

 

外岩もジムで登り始めてから、4ヵ月でデビューし、御岳ボルダーにあるデラシネボルダーで4級をゲット。

その後、マミ岩3級にトライ。

ここも挫折ポイントではあったんですけど、通っているうちにクリア。

 

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マミ岩は3級のルートをSDスタート(かなり下からスタート)すると2級になるので、ここも通っているうちにクリア。

さらに、鵜の瀬岩の1級もクリア。

満を持して、小川山に挑む。

 

成果

1月にデラシネボルダー4級

2月~3月にマミ岩3級、2級

4月に鵜の瀬岩1級

 

 

というキレイな階段を登っていく。

 

この実績を持って、5月の小川山に天狗状態で挑む。

車内では「エイハブ船長1級落とすわ」と高らかに宣言。

ウキウキで初小川山へ。

 

小川山の壁

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そんな状態で、小川山に挑みましたが、アップで登った6級くらいのスラブに全く歯が立たない。笑

他にも7、6級とチャレンジするも全然登れず。

気持ちが沈んでいく。

それもそのはず、自分は一級クライマーだ!と思い込んでいたのに、7級も登れない、、

 

ハイハブ船長へ

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そんな状態で、エイハブ船長に挑む。

エイハブ船長とは、ボルダリングクラシック課題の1つで、ボルダリングのグレードの基準となった岩だと言われています。

この岩を基準にグレードが決められている。

完全無欠の1級である。

 

一緒にジムに通っていた友人

 

 この日は一緒にジムに通っている友人と一緒でした。

その友人は元々ボルダリングをやっていた人で、歴は1年くらい長かったと思います。

友人に日々教えてもらいながら、ジムで登っていました。

上手い人と一緒に登っていたから、3ヵ月で3級を成し遂げられたのかもしれません。

 

最初は天と地の差ほどあった実力。

しかし、どんどん登っているうちにやる課題は一緒のレベルに。

 

「あれ??これ同じくらいのレベルになったんじゃね??」

「1年も遅く始めたのに追いつくなんて天才じゃない??」

 

と、思っていました。

 

その友人はよく外岩に通っていて、ボルダリングの他にもフリークライミングというロープを付けて登るクライミングもやるガチクライマーでした。

そんな友人に負けまいと、僕も外岩にひとりで通い実力を付けたつもりでした。

 

実力差

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しっかり準備をして向かった小川山。

ひそかに闘志を燃やしつつ、課題をこなしていく。

しかし、全く歯が立たない。

今までの努力はなんだったのか、、

そんな中、ジムで同じくらいの実力だと思っていた、友人は以下の実績。

 

友人の成果

エイハブ船長1級2撃

コンケーブ3級オンサイト

三日月ハング1級1DAYクリア

 

えぐすぎる、、

フリークライミングバリバリとはいえ、ボルダリングはあまりやったことはないとこのこと。

これは、落ち込みました。

一方僕は、コンケーブに何回もチャレンジするも登れず。

エイハブ船長は離陸も精一杯という結果に。

なんとか無名の岩で3級は落とせたが、納得できず。

 

「コンケーブはどうしても登りたい!!!」

 

夜に焚き火で成果を褒め合っている時でさえ、悔しさでいっぱいに。

御岳で1級落としたのに、小川山では、3級が落とせないことがショックすぎて、やばかったです。

自分が登れない不甲斐なさ+友人との実力差のWパンチです。

 

1泊2日のボルダリングキャンプ。

チャンスは明日の帰る前のトライのみ。

 

明日は死んでも登る!!

そう誓って眠りについた。

 

願い叶わず

 

結果、願いは叶わなかった。

気合でマントルのところまで行くも、何回も落ちる。

 

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マントルをするには画像で言うと左手で持っているところに足を乗せる。

いや、怖すぎじゃね??

指皮も限界を迎え、帰りの時間も迫っていたので、帰宅。

 

原因はシューズ??

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単純に実力不足だったと思うけど、登れなかった原因のひとつに挙げられた理由がシューズだった。

御岳と小川山ではチャート花崗岩で岩質が全く違う。

外岩では岩質に合わせてシューズを変えるのが普通。

 

僕はジム用と外岩用を一緒に使っていた。

一足しか持っていなかった。

その一足は浅草クライミングという靴で、デザインがかわいいから買った。

 

たまたま御岳には浅草クライミングが合っていて、全く問題なかった。

しかし、花崗岩と戦う為には、ソールの固い靴が必須だった。

 

帰りにナナーズというスーパーの隣にある、ジャック中根さんのお店、「カラファテ」スカルパのブースティックを購入。

※ジャック中根さんは本も出している、レジェンドクライマー。

 

「花崗岩最強の靴」という謳い文句と、一緒に行っていたクライマーの人がこれを使っていたことも大きかった。

ジャック中根さんの直接の接客も受けて、迷わず購入!!

落ち込んでいた気分は少し晴れて、家に帰った。

 

リベンジ

 

6月に早速キャンプを計画し、小川山へ。

気分は上がっていた。

今回は最強の靴ブースティックがある。

 

【キャンプ1日目】

 

ブースティックを履き、コンケーブへ。

 

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登れなーい!!!

それどころか前回マントルのところまで行ったのに、そこまでもたどり着かない。笑

 

何回やってもムリ。

エイハブ船長に挑むも、当然ムリ。

 

【キャンプ2日目】

 

同じく、マントルのところまで行かない。

ムリ。

YMルーフ3級という課題も触ったが、これもムリ。

 

成果ゼロで帰宅。

 

ブースティックを履いていて、できなかったことにショックで立ち直れない。

 

靴のせいじゃない

 

ハッキリ現実を見せつけられた気がして、落ち込みまくった。

 

いつでも行けると思うな小川山

 

完全にモチベーションが低下していた。

7月にキャンプを計画するも、雨で中止。

 

8月も雨で中止。

なかなか行けない日々がもどかしい。

 

御岳なら通える距離だけど、小川山は遠い。

そうそう1年で何回も行ける場所でもない。

 

なんだかんだ、再リベンジは11月初旬にズレ込んだ。

 

再リベンジ

 

11月小川山に再び向かう。

こんなに長く成果が出ないのは初めてで、5月に初チャレンジしてから約半年が経とうとしていた。

当初の計画では、もう11月には2段だったんだけど、、

 

まだ3級に苦戦している現実。

 

しかし、ジムでの実力は上がり、ジムによっては2級を落とすこともできるようになっていた。

確実に強くはなっている。

次こそは大丈夫だ。

 

コンケーブの呪いがある限り絶対に先には進めない、、

そう思っていた。

 

コンケーブはマントル(最後岩のトップに立つこと)が核心だが、そこが恐怖でマントルを決めることができなかった。

今回はマントル部分には絶対に行けるようになっていた。

あとは決めるだけ!!!

 

しかし、何回も落ちる、、

またか、、、

前回の絶望が頭をよぎる

 

核心

 

どうしても恐怖心に打ち勝つことができない、、

ずーーっとこのマントル部分でびびって登れませんでした。

でもある時、「さすがにギアを入れて恐怖心を殺さなければ一生登れない」

と悟りました。

 

普段声出して登ることなんてないんですが、この時は、、

 

あああああああーーー!!!!!!!!

 

と、叫んで雑念はすべて捨ててトップに立ちました。

 でも、トップに立った時の達成感はそれはもう、、

 

人生でこんな気分よかったことはないです。

 

コンケーブ達成を祝福しているかのような晴れた空。

コンケーブ課題のあるビクター岩は林間にあるので、トップに立った時に晴れを感じれる。

 

自分が登った岩をトップから眺める、、

トップに立った時の景色は一生忘れないでしょう。

 

これだから外岩はやめられない。

キャンプ2日目には犬岩のYMルーフ3級も落とすことができ大満足の1日でした。

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

自己満な日記になってしまった感がありますが、外岩の魅力が伝われば!との思いで書きました。

 

それくらいトップに登る快感があるんです、、

少しでも、参考になれば嬉しいです!!

 

では、また!!

 

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