【炊飯重視】ソロキャンプで最強のアルミクッカーを考えてみた
なるべく荷物を軽量化したいソロキャンプ。
日々、研究熱心なキャンパーにより巧みなスタッキング術が発見され続けている昨今。もはや、スタッキング術に正解はないと思うが、改めて考えたい。
人により重要視するポイントは違うので、ただ軽量化すればいいわけでもない奥深い世界。その中で自分なりにどうすれば、軽量かつ快適にソロキャンプができるセットを作れるのか?永遠に答えは出なさそうだが、実はこの作業がとても楽しい。
ふと、自分が持っているギアを組み合わせて最適解を考えてみたくなったので、やってみた。
ソロキャンプに最適なクッカーの素材はアルミだと思う
軽量だけを狙うならチタン一択だが、自分は炊飯に重きを置く人間なので、熱伝導率が悪いチタンは除外した。
昔はお湯だけ沸かせればいいと思っていたけど、最近はホカホカの白いご飯を炊いて食べるのが好きになってしまったので、ここは譲れない。
それを考慮すると熱伝導率が悪いチタンとステンレスは必然的に候補から外れる。
つまり、今回は美味しい炊飯ができるアルミクッカーだけでどれが最適解かを考えていくことになる。
さらに基本的に焚き火での調理を想定しているので、フタや取っ手が樹脂で加工されているクッカーもNG。この条件から絞って3つのアルミクッカーが残った。
まずは、重さを測ろう。今回候補に挙がったクッカーは、、
・エバニュー/バックカントリーアルミポット
・スノーピーク/アルミパーソナルクッカーの小さい方
スノーピーク/トレック900
最初に測ったのはスノーピークのトレック900。重さは250g。
ポケットストーブとの組み合わせでよく炊飯に使っている。重厚なアルミだからか、今のことろ炊飯に失敗したことがない。
【自動炊飯】スノーピーク/トレック900+ポケットストーブなら失敗なし!?
エバニュー/バックカントリーアルミポット
まだ、使っていないエバニューのバックカントリーアルミポット。なんと127g!これは一気に最有力候補だ。
昔、なんなとなく買って使わないままだったので、最近キャンプに持っていった。
しかし、結局出番はなくキレイなまま帰還。「煤だらけにしてくれ」と言わんばかりのパッケージが泣いている。
これからパッケージに負けないくらい使い込むぞー!
スノーピーク/アルミパーソナルクッカーの小さい方
アルミパーソナルクッカーをフルセットで持っていくと非常に重くなるので、小さい方だけ持っていくことが多い。重さは207g。
直火で使うことが多いので煤だらけ。いい味出てるなー。
・エバニュー/バックカントリーアルミポット=127g
・スノーピーク/アルミパーソナルクッカーの小さい方=207g
結果はエバニューのバックカントリーアルミポットがダントツで軽いという結果に!
アルミでこの軽さは超魅力的だなー。フォルムもかわいいし、炊飯のクッカーはこれに決まり!
いや、待てよ、、
バックカントリーアルミポットのフタはフタにしか使えないが、スノーピークのアルミクッカー達はフタをフライパンやお皿として使うことができる!
これも、しっかり考慮しなければならない。
フタの重さも測ろう。
スノーピークのトレック900のフタは87g。
アルミパーソナルクッカーの小さい方のフタは80g。
これを考えて、普段ソロキャンで使っているトランギアのミニフライパンの重さも測る。
トランギアのミニフライパンは75g。
フライパンの重さはたいして変わらないが、スノーピークのクッカーを1つしか持っていかなかった場合、やっかいな問題が出てくる。
フタをフライパンとして使用すると、炊飯中におかずを同時に作ることができないし、フライパンを使ってビールのつまみにちょっとした炒め物をすることもできない。
フタをフライパンとして使用するということは、炊飯するときに、いちいち洗う手間が発生する。
これは快適なキャンプに反するので、フライパンとフタは別が良さそうだ。
結果、このセットになった。
エバニューのバックカントリーアルミポットとトランギアのミニフライパンを組み合わせて202g。
上手いスタッキング術とかではないが、実用的かつ軽量のセットができた。
これでも、3つの中では最軽量になるし、あとは適当に100均で買った収納袋にでも入れて持っていけばいい。
・エバニュー/バックカントリーアルミポット&トランギア/ミニフライパン=202g
・スノーピーク/アルミパーソナルクッカーの小さい方=207g
バックカントリーアルミポットは容量が650mlあるので、1合強の米を炊けるし、1人分のミニ鍋や袋麺も余裕で作れる。さらに、トランギアのミニフライパンがあれば、炊飯と同時におかずも作れるし、結構いいセットなんじゃないかと思う。
ただ、バックカントリーアルミポット1つで済ませるなら、料理の順番も非常に重要になる。
例えば、最初に炊飯をして、最後に鍋やラーメンといった汁物を料理するとか、アルミポットにそのままおかずを乗せるのではなく、一旦お皿に移すとか。
お皿を使わなくても、料理ごとにアルミポットを洗えば、最大限の軽量化はできるが、手間がすごいし、洗い場が近いとも限らない。夜に行動すれば近所迷惑にもなりかねないから、洗い物は最後に一括で済ませるのがいい。
つまりお皿はメインのクッカーを汚さないためにもすごく重要な存在になる。
そこで、おすすめはペラペラのお皿。
これなら超軽いし、ザックのすき間に3つくらい入れてもかさばらなくていい。
※緑色は廃盤?っぽいです。
オリジナルのクッカーセットでキャンプを楽しむ
軽量化やスタッキングを考えることは、キャンプの楽しみの1つ。
人によってオリジナリティーが出るのも魅力的だし、キャンプスタイルや重視するポイントによっても違うから、いろいろなキャンパーのスタッキングが見たいと思う今日この頃、、みなさまのスタッキング術も教えてください。
では、また書きます。