【注意】絶対に忘れてはいけないキャンプの忘れ物【最悪撤収です】
「完全にやらかした、、」キャンプ場へ向かう車内に不穏な空気が漂う。この言葉を発する事により希望から絶望へと突き落される。そんなキャンプの忘れ物。
致命的なキャンプの忘れ物とは?
キャンプの忘れ物の中には「しまった!テヘペロ!」では済まない忘れ物があります。
グランドシート
テントの下に敷くシートだが、テントを溺愛する者にとってこれを忘れる事は、完全なマナー違反であるらしい。友人と2人でキャンプに行った時、これを忘れた事によりかなり不穏な空気になってしまった。というのも、2人で共同で買ったカマボコテント(2ルームテント)を持ってキャンプに行った時のこと。
カマボコテントは我が家で保管していたので、当然友人はグランドシートを持ってくるという事を確信していた。そもそもグランドシートとして2人で買ったシルバーシートは、常にカマボコテントの収納ケースに収められていて、忘れるという事はありえなかった。
しかし、1週間前にキャンプに行った時、そのカマボコテントの中からシルバーシートを拝借して、他のテントに使っていた事を目的地に7割近づいていた段階で、ふと思い出した。
今更取りに帰れる距離ではない。
特に悪びれもなく「あっ、グランドシート忘れたかも」と発言した瞬間、テントを超大切にしていた友人は凍り付いてしまったようだ。まさかそんな深刻なレスポンスが返ってくるとは想像もしていなかったので、焦った。
「ホームセンターあるよ。」
そうは言っても結構な田舎まで来ていて、グランドシートとして代用できそうな商品が売っている店が全く見つからなかった。
結局あきらめてカマボコテントの収納ケースを、申し訳程度にテントの下に敷くくらいしか対処法が見つからず、気まずいままキャンプをする事となった。
そもそもグランドシートなんてそんな重要か??とグランドシートを軽視していた人間と、重視していた人間との価値観の相違。
しかし、2人で共同で買ったテントなのだから大切に使うのは当然で、友人の主張が完全に正しかった。
グランドシートには気を付けましょう。
テントに打つ用のペグ
ペグを忘れたときもかなり焦りました。大きい2ルームテントなのでスノーピークのソリッドステークで固定しないと風にあおられた時にかなり不安です。
ソリッドステークとはスノーピークが新潟の燕三条で、一生懸命鋳造した超丈夫なペグのこと。テントに付属しているおまけみたいなアルミペグとは一線を画す一生モノのペグ。
これを使えば石をも砕くパワーを発揮して、大抵の地面には打ち付ける事ができる。ペグが強靭すぎてハンマーを選ばなければハンマーが負けてしまうほどである。
また別日、グランドシートで揉めた友人と2人でカマボコテントを持ってキャンプに行った時のことだが、そんなソリッドステークを目的地に7割近づいたところで、ふと忘れた事に気付いた。
いや、そもそもソリッドステークはカマボコテントの収納ケースに収められていて、忘れる事などありえないはずだった。あぁ、、グランドシート同様この前に行ったキャンプでカマボコテントの中からソリッドステークを拝借していた。
さすがにヤバイなと思った。
グランドシートはまだいいとしてもソリッドステークはマジでヤバイ。なぜならカマボコテントは非自立式で自分で立つ事ができない。
フレームをクロスさせて設営する自立式ならテント自体は立つので、最悪ペグを打たなくても立たせる事だけはできる。しかし、非自立式のテントはペグがなければテントの設営は不可能で、必然的にキャンプは中止となる。
・・・
いや、冷静になれ。
ここで安易に忘れた発言をすれば、前回同様不穏な空気になる事は明らかだ。
ここで忘れた発言をするのは時期尚早というもの。8割近づくまでは頭をフル回転させひたすら対策を考えよう。
・・・
そうだ!カマボコテントの中でカンガルースタイルをしようと、アメニティードームSを持ってきていた!
その中にソリッドステーク20がいくつか入っていたはずだ。
2ルームテントなら本来ソリッドステーク30が望ましいが、この際仕方ない。
最初からソリッドステーク20で設営予定でしたけど??というフリをして最悪4隅にペグを打ち付けて、あとの張り綱は大きい石で代用すればいい。
なんとかなるはずだ!
なんとかなった。
※最悪飛ばされないように外側はしっかり固定した上での、対処法です。
決してマネはぜず無理なキャンプはやめましょう。
そして、ソリッドステークの忘れ物には気を付けましょう。
保温性の高い寝袋
お馴染みの友人と野営をしようと丹沢へ目的地に5割近づいたところで3シーズンシュラフを忘れた事に気付いた。
うーん。もう何も言えねぇ。(3回目)
しかも1月の丹沢の野営地の気温はマイナス5℃とかなりヤバイです。取りに帰ろうかと思いましたが、あれこれ考えているうちに、もう7割くらい目的地に近づいていました。
これはさすがに帰れない、、でも、夏用じゃ確実にやばい、、
「あー、シュラフ忘れたわ」
「・・・」
「マジで??マットは??」
マットも忘れてました。
これは絶望的です。
マイナス5℃の地面からの冷気なんてやばいに決まっています。
せめてマットだけでもあったら、、
・・・
いや、まだ希望はある!!
冬用シュラフを持っていなかったので、不幸中の幸いか、夏用シュラフは持っていました。
(3シーズン用と夏用を2重にして乗り切る予定でした)
心配症なので、さらに夏用シュラフをもう一つ持っていました。
「夏用シュラフ2つ重ねて、ダウンを着込んで、ダンボールを大量に下に敷けばなんとかなるんじゃないか??」と思ってそのまま行く事にしました。
そこで、スーパーへ行きダンボールを大量にもらいました。
ダンボールのR値はサーマレスト並という知識だけはありました。
※R値は断熱性を数値化したものです。
ちょっと不安を感じながらでしたが、現地に向かう。
結果・・・
ダンボールを大量に下に敷いたのが効いたのか、地面からの冷気をほぼ感じる事なく朝を迎えることができました。
ちなみに寝袋は人間の体温を保温することで、暖かくなるので、ダウンを着て寝袋で寝てもあまり意味ないです。(保温力でだと2℃アップくらい)
つまりダンボール効果が絶大だったということです。
ダンボールすごい。
さらにシュラフ2重も保温性を高めるのでそれも効いたと思います。
なんとか乗り切れました。
致命的な忘れ物をした場合は取りに帰ることも
いかがでしたでしょうか。
キャンプの忘れ物3選でした。
これらの例はかなり慣れていたからできる対処法であって、絶対に無理はぜずデイキャンプで帰る、ドライブに変更、美味しい物を食べるなどの方向転換も大切です。
キャンプに忘れ物はつきものです。
その忘れ物を工夫したりするのもキャンプの醍醐味であり、成長につながったりします。←どの口が言ってる
よくある塩とかの忘れ物なら全然かわいいものですが、今回は忘れたらキャンプ中止するか、しないか、くらい致命的な忘れ物という事で書かせて頂きました。
やはりテント系の忘れ物はヤバイですね。
ペグ、寝袋、テントポールなどは本当に気を付けて下さい。
この記事が何かの参考になれば幸いです。
では、また!!