【自動炊飯】スノーピーク/トレック900+ポケットストーブなら失敗なし!?

【自動炊飯】スノーピーク/トレック900+ポケットストーブなら失敗なし!?

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※更新日2021/2/25

 

キャンプでホカホカの白米はいかかですか??

 

でも、炊飯って難しそう、、

ハードル高そう、、などのイメージがあると思います。

しかし、トレック900+ポケットストーブを組み合わせれば、自動炊飯が可能です。

 

クッカーに関しては特に指定はないのですが、スノーピークのトレック900で炊飯しています。

 

 

炊飯に向いている素材

 

クッカー素材 熱伝導率
アルミ
チタン
ステンレス


結論
から言うと、、 

 

炊飯に向いているクッカーの素材はアルミです。

なぜかというと、アルミは熱伝導率が高いからです。

 

熱伝導率とは??  ある物質の熱の伝わりやすさを表す値です。
物質内に温度差があると、温度の高い部分から低い部分へ熱移動がおこります。

 

トレック900はアルミ素材なので熱伝導率が良いということです。

有名どころだとメスティンもアルミ素材ですね。

アルミのクッカーを使用すればムラなくご飯に熱を与えることができるので、上手く炊きやすいです。

 

炊飯の手順

 

ポイント

1.吸水 30~60分 夏30 冬60くらい
2.強火で吹きこぼさせる
3.弱火で5~10分くらい
4.蒸らす

 

 

1.吸水

 

これを守れば、ほぼほぼ上手く炊けるはずです。

1~4の工程の中でも特に重要なのが、この吸水です。

吸水をしっかりすれば大きな失敗はないです。

 

トレック900は10オンスというメモリがあるので、米1合と10オンスのメモリまで水を入れて30~60分待ちます。

 

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キャンプに持っていく場合は事前に米1合をジップロックに入れて用意しておくと楽です。

吸水の待ち時間は季節によって変わります。

 

吸水目安時間
夏=30分(できれば1時間)
冬=60分(できれば2時間)

 

季節によって吸水時間が変わるのは、水温が高いほど吸水しやすく、低いほどゆっくりになるからだそうです。

 

吸水の工程を飛ばしてしまうと、米が硬いまま炊くことになるので芯が残る確率が高く、失敗する可能性も高まってしまいます。

さて、吸水ができたら、炊飯方法についてちょっと深堀りしていきます。

 

炊飯方法3パターン

・ポケットストーブ
・直火
・バーナー

 

1.ポケットストーブ

 

今回の本命ポケットストーブでの炊飯です。

この方法なら、ほぼ失敗ないです。

用意するのはポケットストーブ100均に売っている、青い固形燃料を1つ用意して下さい。

旅館でよく出てくるアレです。

固形燃料のグラムは??という疑問についてですが、25gをおすすめします。

 

 
 
グラム 燃焼時間目安
15g 14.5分-19分
20g 16分-22.5分
25g 18.5分-25分
30g 18.5分-26分

※あくまで目安です。

 

根拠はありませんが、経験上、固形燃料は25g~30gでやるといつもキレイに炊けます。

 

ポケットストーブ+この固形燃料は1合炊飯なら最強です。

しっかり吸水して、固形燃料に火を付ければ、自動でびっくりするくらいキレイに炊飯できます。

 

バーナーで炊飯する場合、最初は強火にして、吹きこぼれたら弱火にして、と手間がかかりますが、固形燃料なら自動でやってくれます。

 

固形燃料の燃焼は最初に勢いが良い火が出るので、これが強火の役割りしてくれます。

そして、燃焼が弱くなってきた頃に丁度よく弱火になるんです。

 

2.強火で吹きこぼさせる

3.弱火で5~10分

 

最初の手順で紹介した、2.3の工程が自動で終わります。笑

 

4.蒸らす

 

最後に蒸らしの作業ですが、10分~15分くらいです。

お米に充分蒸気を吸いこませ、余分な水分が残らないようにします。

 

そして、しっかり蒸らしてフタをオープン、、!!

 

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おぉ!!理想のホカホカ白米です!!

 

この蒸らしの時にクッカーの温度をなるべく一定に保つことが重要なのですが、気温が低いと冷める可能性があるので、保温バックがあると便利です。

 

 

メスティン用の保温バックなんですけど、もちろんトレック900にも使用可能です。

 

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中は断熱素材のシートになっているので、保温も保冷もしてくれます。

夏場はソフトクーラーとしても使用できますし、普段お弁当入れたりしてます。笑

 

折り畳むと非常にコンパクトなので軽量ソロキャンパーにはぴったりです。

 

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ポケットストーブでの自動炊飯は1合限定

 

さぁ、めちゃくちゃ便利なポケットストーブ炊飯ですが、弱点があります。

 

ポケットストーブ炊飯は1合炊飯限定です。

 

なぜ1合限定なのかというと、2合になると、固形燃料途中で足す必要があるので、自動ではなくなります。

1合の炊飯と固形燃料(25g~30gの燃焼時間)の相性が良いんです。

 

2合以上のご飯炊く時には向きませんが、ソロで1合炊飯の時は便利すぎるので、是非やってみてください。

 

そして、ポケットストーブ炊飯にはさらにメリットがあります。

吹きこぼれた時、ポケットストーブなら全く心が痛まないということです

 

バーナーにかかると嫌ですよね。

ポケットストーブなら洗えば終了です。

 

ポケットストーブ最強説、、!

 

スタンダートかミリタリーか

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ポケットストーブに付属している固形燃料ですが実は2種類あります。

スタンダートとミリタリーと2つの表記があり、違いはタブレットの大きさです。

 

内容の違い
スタンダート=1tab(4g) 計20tab 1tab燃焼 約5分
ミリタリー=1tab(14g)計6tab 1tab燃焼 約12分

 

ミリタリーの方が1tabが大きいので使いやすいかなと思います。

ポケットストーブを買う時に名前が違うので、疑問に思うかもしれませんが、付属の固形燃料の違いだけで、本体はどちらも同じなので好きな方で大丈夫です。

 

ただ、ポケットストーブに付属している固形燃料は個人的に、においが気になるのであまりオススメしてません。

ポケットストーブを買った時に付属している固形燃料は雨にも強いので、非常用にとっておいて基本は100均かネットで調達するのが良いと思います。

 

 

ジェルタイプの固形燃料について

 

固形燃料はいろいろ種類がありますが、25g~30gの固形燃料であれば燃焼時間に差はあまりないはずなので、ジェルタイプでも大丈夫です。

 

ちなみにジェルタイプの固形燃料ならポケットストーブに2個スタッキングすることもできます。

 

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2つの固形燃料は1つは焚き火の着火剤として、1つは炊飯用として使用することが多いです。 

 

 

2.直火

 

直接、焚き火に放り込んで炊飯する方法です。

直火は火加減が難しくて結構失敗します。笑

 

弱火強火の調節が難しいんですよね。

 

吹きこぼすまではいいんですが、弱火の調節が難しいです。

失敗する時は弱火の調節が上手くいかずに、焦げてしまう事が多いです。

 

最近はずーと焚き火で炊飯に挑戦してます。

 

米が食べられないんじゃないかというスリルを味わっています。笑

その分、達成感がすごいのでハマっちゃいました。

 

やっぱり焚き火で料理が完結すると、ガス代も節約になるし、お得感が出ます。

実際、お得ですよね。

 

自然の力だけで調理したぞ!!

という達成感がほしい人は、是非トライしてみてください!!

 

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3.バーナー

 

バーナーの場合はできれば分離式で行いましょう。

直結型だと、吹きこぼれが危険です。

 

直結型で長時間調理していると、ガス缶が温まってしまいます。

輻射熱を避ける為に、分離式で行いましょう。

 

バーナーの利点は、弱火、強火の調節が非常に楽という点です。

確実に成功したい人はこちらがおすすめです!!

 

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クッカーの素材について

 

最後に素材の勉強をしていきましょう!!

 

クッカーの主な素材
・アルミ
・チタン
・ステンレス

 

トレック900【アルミ=熱伝導率〇】

 

今回使用したのはスノーピークのトレック900です。

 

キャンプのクッカーは、ほぼアルミでOK。

値段も安いので、手を出しやすい。

 

弱点は衝撃にはありまり強くないので、ヘコみやすいです。

アルミは熱伝導率が高いので、炊飯向きです。

 

 

トレック700【チタン=熱伝導率△】

 

キャンプではあまり出番がないかもしれません。

熱伝導率が低いので、炊飯には向きません。

 

熱が分散しないので、一点集中で、焦がしてしまう可能性があります。

価格も高いので、あえてキャンプで買う必要はないのかと思います。

 

では、全く需要がないのか??

というと、そうではありません。

 

キャンプで需要がないだけで、登山では重宝されます。

お湯を沸かすくらいなら全く問題ないので、軽量で丈夫なチタンは最高です。

 

そして、素材がかっこいいのでファンが多いです。

火にかけると、チタン焼けします。

 

チタン焼けとは、火にかけた部分が青くキレイに変色します。

これが、かっこいいんですよねー。

 

思わず集めたくなるのは、断トツでチタンです。

 

ちなみに先程のトレック900とスッタキング可能です。

 

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ケトルNo.1【ステンレス=熱伝導率△】

 

ステンレスは、熱伝導率が悪いですが、安くて、非常に丈夫です。

キャンプでもよく使われる素材です。

 

チタン同様、炊飯には向きません。

登山では重いので、あまり需要がありません。

 

個人的な使い方は、焚き火につっこんでお湯を沸かすのに重宝しています。

ステンレスは熱負けもしないので、重宝しています。

 

熱負けとは、熱に負けて曲がってしまうことです。

ペラペラのクッカーだと、普通に曲がる場合があります。

 

丈夫なステンレスは焚き火との相性〇です。

 

ススだらけにして焚き火用でヘビーに使っています。

 

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まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

炊飯方法や、炊飯に適したクッカーの素材など、色々なものがあります。

 

是非、キャンプでの炊飯にトライしてみてください!!

この記事が参考になれば嬉しいです。

 

では、また!!